パラ陸上短距離 国際大会出場 臼木選手「世界一目指す」 諫早市長に健闘誓う

国際大会での健闘を誓う臼木選手(右)=諫早市役所

 日本パラリンピック委員会(JPC)が派遣する国際大会に日本代表として出場する陸上の臼木大悟選手(18)=長崎県諫早市=は5月30日、開催地のフランスへの出発を前に同市役所を訪問し「日本記録、世界記録を出し、世界一を目指したい」と大久保潔重市長に健闘を誓った。
 市によると、出場するのはパラリンピックに次ぐ国際大会に位置付けられている「ヴィシー2023バータスグローバルゲームズ」(6月4~10日)。陸上男子100メートル、200メートルの知的障がい者(ID)日本記録を持つ臼木選手は、100メートルと200メートルに挑む。
 自身が所属する社会人チームの監督、今春就職した十八親和銀行の上司と訪問。応対した大久保市長は「伸びしろがあるので楽しみ。リラックスして日ごろの練習の成果を出してほしい」とエールを送った。
 臼木選手にとって海外の大舞台は初めて。取材に「緊張しているが自分の走りをするだけ。今大会を頑張り、来年のパラリンピック出場を目指したい」と意気込みを語った。

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