愛媛県松山市に本社を置く伊予鉄道と伊予鉄バスは、エネルギー価格高騰や物価上昇への対応などを理由に、今年10月からの運賃の値上げを国へ申請したと発表しました。
伊予鉄道と伊予鉄バスによりますと、運賃の上限引き上げについて30日、国土交通省に申請したということです。
それによりますと、市内電車と郊外電車の初乗り運賃が180円から200円に、路線バスは初乗り運賃が180円から220円にそれぞれ値上げします。
また定期券も、郊外電車が平均4.9%、市内電車が平均11%、路線バスが平均23.2%、それぞれ値上げする方針です。
運賃の改定は、いずれも今年10月1日を予定しています。
値上げの理由について両社は、エネルギー価格の高騰や物価上昇への対応に加え、老朽化した車両や施設を更新し、安全確保と利便性向上を図るためと説明しています。