東播地域2市2町の全公立小中学校、2日は臨時休校に 大雨、暴風の予想「子どもや保護者、安全第一に」

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 兵庫県東播地域2市2町(加古川、高砂市、稲美、播磨町)の教育委員会などは1日、台風2号の接近で大雨や暴風が予想されるとして、警報発令の有無にかかわらず、全ての公立小中学校を2日は臨時休校にすると発表した。播磨町は幼稚園、こども園も、高砂市、稲美町は幼稚園も臨時休園とする。警報発令前の段階で臨時休校・休園を決めるのは、各市町とも初めてとみられる。

 2日は、子どもが登校・登園後に風雨が激しくなると予測されており、各市教委などは、子どもや保護者の安全を最優先すべきだと判断。異例の措置に踏み切った。

 休校になる小中学校数と、休園になる幼稚園・保育施設数は、加古川市=41校(加古川養護学校を含む)▽高砂市=16校、1園▽稲美町=7校、5園▽播磨町=6校、3園。

 加古川市教委は1日午前から各校に通知。学校教育課の担当者は「登校後に子どもの帰宅が困難になり、迎えに来る保護者が危険になる可能性がある。安全を第一に考えた」と話した。(斉藤正志、笠原次郎、宮崎真彦)

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