「子どもだけで遊ばない」園児らが水の危険学ぶ 去年は水難事故で7人が犠牲に 愛媛

愛媛県松山市で1日、水の事故防止教室が開かれ、参加した園児が寸劇を通して、水の恐さやいざという時の対応を学びました。

松山市府中の砂浜で開かれた教室には、近くの白百合保育園の園児およそ50人が参加し、保育士と警察官による寸劇が披露されました。

中では、男の子と女の子が砂浜でボール遊びをしていると、ボールが海に落ちてしまいます。

(子ども役)
「僕が取りに行ってくるから待ってて」

男の子がボールを拾おうとして溺れてしまいますが、女の子の助けを求める声で駆け付けた警察官に無事、助けられました。

(助けた警察官)
「子どもだけで海で遊んだら危ないよ、もうしたらいかんよ」

寸劇を通して、子どもたちは自分たちだけで海や川で遊ばないことなど事故を防ぐ方法を学んでいるようでした。

(松山西警察署・生活安全課 井上貴臣課長)
「水で遊びたいというのが子どもの特性のひとつだと思うので、目を離さないように注意して頂きたいと思う」

警察によりますと、県内では去年、水難事故が17件発生、25人がおぼれるなどして、そのうち7人が犠牲になったということです。

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