トランプ前大統領機密扱い認識か 文書持ち出し疑惑で「重要証拠」

5月31日、米ニューヨークで市民らに手を振るトランプ前大統領(ゲッティ=共同)

 【ワシントン共同】トランプ前米大統領による私邸への機密文書持ち出し疑惑で、CNNテレビは5月31日、イラン攻撃の可能性に関する国防総省の機密文書を持ち出したことをトランプ氏が認めた会話の音声記録が残されていたと報じた。検察側は「重要な証拠」として関心を寄せているという。

 CNNは、2024年大統領選に出馬表明したトランプ氏の法的な正当性を巡り議論が高まる可能性もあるとしている。トランプ氏は不倫もみ消し問題を巡り今年3月に起訴されたほか、20年大統領選への妨害疑惑でも捜査が進んでいる。

 検察は音声記録を既に入手。会話に参加した関係者に事情を聴いた。

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