大井競馬所属、藤田凌騎手が騎手調整ルーム内での通信機器不適切使用

1日、東京シティ競馬は大井競馬所属の藤田凌騎手が、騎手調整ルームに関する開催執務委員長指示事項に違反(大井競馬場騎手調整ルーム内での通信機器への不適切使用)したため、6月5日から16日まで開催10日間の騎乗停止としたことを発表した。

10日間の騎乗停止

藤田凌騎手は今年2月21日から同月24日までと、3月7日から同月10日までの間、調整ルームにおいて預けた通信機器を虚偽の申告により受け取り、禁止事項である外部の者との連絡を行った。なお、同騎手への聴取ならびに通信機器の通信履歴等の調査が実施され、競馬の公正を損なう通信は認められなかった。

先月の5月3日にはJRAでも若手騎手6名が、騎手控え室などに通信機器を持ち込んだとして30日間の騎乗停止処分を受け大きく報じられたばかりで、不適切使用の事象が相次いで起こっている。

●桑野俊郎大井競馬開催執務委員長コメント
「このたびは、大井競馬所属の藤田凌騎手について、ファンの皆様ならびに多くの競馬関係者の皆様に多大なるご迷惑をおかけし、心からお詫び申し上げます。大井競馬といたしましては、今後このようなことが起こらないよう、所属騎手に対する指導を徹底するとともに、騎手調整ルームの管理運用体制の見直しや強化を行うなど再発防止に取り組むことで、ファンや関係者の皆様からの信頼回復に努めてまいります」

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