兵庫県内、2日は警報級の大雨か 県南東部を中心に非常に激しい雨の予想 鉄道や空の便、乱れる恐れ

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 梅雨前線や台風2号の影響で兵庫県内は2日、警報級の大雨が見込まれる。ピークとなる同日午後には阪神間や北播・丹波など県南東部を中心に1時間50ミリ以上の非常に激しい雨が予想されている。神戸地方気象台は同日明け方から県内のほぼ全域に大雨警報を発表する見通し。JR西日本は2日昼ごろから3日にかけ、京阪神エリアなどの大半の線区で運転を取りやめる可能性があるとしている。

 同気象台によると、梅雨前線は2日朝にかけて近畿地方を北上し、3日にかけて南下。台風2号は日本の南海上を北東に進むため直接の影響はないが、暖かく湿った空気が流れ込み、前線の活動が活発になるという。

 登校後に風雨が激しくなると予測されるため、東播地域2市2町の教育委員会などは、全ての公立小中学校を2日は臨時休校にすると決めた。

 降り始めからの総雨量は多い所で200ミリを超えるという。同気象台は「土砂災害や浸水害、河川の増水に警戒が必要。特に2日午後を中心に災害が起こる可能性がある」と呼びかける。淡路島南部では4日にかけてうねりを伴った高波に注意が必要という。

 JR西は2日昼ごろから3日にかけ、神戸線、京都線、山陽線、宝塚線など近畿の幅広い線区で運転を取りやめる可能性があるとし、夕方の帰宅時間帯への影響が見込まれる。空の便も2日の沖縄発着便などで欠航の決定が相次いだ。(上田勇紀)

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