【カンボジア】第1四半期の株式取引低迷、出来高は6割減[経済]

カンボジア証券取引所(CSX)の2023年第1四半期(1~3月)の取引が大きく落ち込んだ。出来高、売買代金ともに前年同期に比べ6割近く減少した。

第1四半期の取引実績は、出来高が前年同期比59.2%減の547万178株、売買代金は同55.4%減の499億9,300万リエル(約16億9,700万円)。時価総額は6.6%減の17兆869億3,800万リエルだった。

出来高、売買代金ともにメインボード(主要市場)上場企業の割合が圧倒的に大きかった。出来高(54.9%減の494万7,687株)では全体の90.4%、売買代金(54.2%減の482億3,900万リエル)では同96.5%を占めた。

5月31日付プノンペン・ポスト(電子版)によると、カンボジア証券取引委員会(SECC)のソ・ソチート委員長は、今年第1四半期の結果について「世界の先行き不透明な経済状況を考慮すると、取引活動は堅調に推移した」とコメント。「出来高と売買代金は大幅に減少したが、定期的に取引が行われていることに意義がある」と述べた。

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