全国で映画館「イオンシネマ」を展開するイオンエンターテイメント(東京)は1日、砺波市のイオンモールとなみで建設を進める「イオンシネマとなみ」を7月1日に開業すると発表した。市内初の複合型映画館(シネマコンプレックス)で、最新技術を取り入れた設備で作品の魅力を存分に伝える。
五つのスクリーンと、414席を備える。スクリーン数はイオンシネマ銚子(千葉)などと並び、国内のイオンシネマの中で最も小規模となる。
最新の立体音響技術「ドルビーアトモス」を同シネマで初めて、全スクリーンに導入する。インターネットで予約した客向けにチケットレス入場も取り入れ、スマートフォンをゲートでかざすと入場できる。
飲食売店には、イオンシネマ幕張新都心(千葉)や同市川妙典(同)の2館で試験実施中のセルフオーダーシステムを取り入れる。スマートフォンで注文決済できる「モバイルオーダー」とタッチパネルで注文する「セルフレジ」を設置して、待ち時間の解消につなげる。
イオンモールとなみでは、建設現場の仮囲いの壁紙で映画館開業をアピールしている。開館時には「THE FIRST SLAM DUNK」「インディ・ジョーンズと運命のダイヤル」など4作品の上映を予定する。開業日の午前10時半には劇場ロビーで同エンターテイメントの藤原信幸社長やシネマの内野巧総支配人らが出席してオープニングセレモニーを行う。