長崎県高総体きょう開幕 31競技に9805人 仲間たちと一緒に熱戦繰り広げる

本番に向けて最終調整に励む長崎東剣道部の選手たち=長崎市、長崎東中・高第1体育館剣道場

 「高鳴れ鼓動 集え努力の結晶」をスローガンにした第75回長崎県高校総合体育大会(県高総体)は2日、諫早市のトランスコスモススタジアム長崎で総合開会式が行われ、8日間にわたる長崎県内高校スポーツの祭典が幕を開ける。
 9日まで8市3町57会場で31競技を実施。87校9805人の選手たちが、インターハイ(北海道総体)、九州大会の出場権獲得や、それぞれの目標達成などを目指して、仲間たちと一緒に熱戦を繰り広げる。
 総合開会式は86校から約2500人が参加予定。午後3時に開式通告後、選手団が入場行進する。今年は行進後、選手たちはメインスタンドに移動して式典を見守る。西陵の山口滉太生徒会長が歓迎の言葉を述べ、長崎日大男子柔道部の浦麻月主将が選手宣誓をする。
 開幕を翌日に控えた1日、県内各地で選手たちは最終調整に汗を流した。県高総体の代休だった長崎東の剣道部は、午前8時半からフットワークや実戦形式の練習で士気を高めた。昨年、団体で4強まで勝ち上がった女子の松田瑚子主将は「目の前の勝利をつかみ取り、九州、インターハイを目指したい。チーム一丸で戦う」と意気込んでいた。
 長崎地方気象台によると、2日の長崎県内は梅雨前線の影響などで雨のち曇りの予報(1日17時現在)。総合開会式の有無については、県高体連が当日の午前6時半に態度決定する。同7時過ぎにテレビ(NIB)やラジオ(FM長崎)で放送するほか、県高体連ホームページで周知する。

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