剣豪・宮本武蔵を語ろう 3日武雄・東洋館でトークショー

宮本武蔵が使ったとされる井戸。トークショーでは武蔵の生涯について語り合う=武雄市の湯元荘東洋館

 江戸時代の剣豪、宮本武蔵をテーマにしたトークショー「たけお武蔵の会」が3日午後2時から、武蔵が滞在したとされる武雄市の湯元荘東洋館で開かれる。専門家を招き、武蔵の生涯について自由に意見を交わす。

 唐津市浜玉町で窯元を営みながら「五輪書」など武蔵の書物を研究する川久保正登さんと、武蔵の遺墨や遺品を収蔵する島田美術館(熊本市)の館長代理・清川真潮さんをゲストに招く。

 終了後は武雄市在住の観世流能楽師の川副憲一さんが仕舞を披露し、同市の和楽器奏者、望月美都輔さんが横笛を演奏する。武蔵が生きた時代の食事を再現した「江戸食御膳」をゲストと一緒に食べ、参加者全員で懇談する。

 武蔵は島原の乱(1637年)で足を負傷し、東洋館の前身の「諸国屋」に滞在したとされる。敷地内には武蔵が使ったという井戸が残されている。東洋館の江口敬子社長は「宮本武蔵をテーマに多くの人が集い、自由に語り会える場になれば」と話す。

 参加料は1万円。定員は50人で事前に申し込みが必要。申し込み、問い合わせは東洋館、電話0954(22)2191。(澤登滋)

   

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