来春卒業予定の新規高卒者向けの求人受け付けが1日始まった。岩手県南で集積が進むものづくり産業をはじめ、新型コロナウイルス禍の収束を見据える宿泊・飲食サービス業など幅広い業種で採用意欲は高い。岩手労働局は最終的な受理数は求人が急増した今春並みに上ると見込み、慢性的な人手不足に悩む各企業の争奪戦が激化しそうだ。
労働局によると、初日は県内10カ所の公共職業安定所に736人（速報値）の求人が出た。24時間受け付けるオンライン申請を推奨したことで出だしは前年を下回ったが、旺盛な採用意欲を背景に最終求人数は過去10年の上位となる6千人前後まで増えると見込む。
高校への求人公開は7月1日、選考開始は9月16日。
