プロ野球セ・パ交流戦、広島カープは1日、オリックスとの第3戦を戦いました。
先発は、6度目の先発登板で今シーズン初勝利を目指す コルニエル 。1回、いきなり2アウト・ランナー3塁・2塁の大ピンチ。ここは、自慢の剛速球でオリックスのスラッガー・頓宮を抑えます。
3回、2アウト・ランナーなしで茶野に粘られた8球目。スタメンショートに入った 田中広輔 が、これぞファインプレーのダイビングキャッチ。バックもコルニエルを助けます。
オリックスの先発は、今シーズンのデビュー以来、負けなし、さらに防御率0点台という驚異の20歳・山下舜平太 。カープ打線の口火を切ったのは、秋山翔吾 。相手のミスを誘い、出塁すると、山下のワイルドピッチの間に2塁を陥れます。
さらにベテラン・松山竜平 が、技ありのチームバッティングで秋山を3塁に進めます。おぜん立てが整った大チャンスの打席には、5番・坂倉将吾 。今シーズン、ここまで得点圏打率は1割台ですが、ここは、女房役としてコルニエルの先発初勝利を手繰り寄せる見事なタイムリー。好投手相手に貴重な先制点を奪います。
援護を受けたコルニエルは、その裏。強力オリックス打線の主軸3・4・5番をわずか6球でねじ伏せ、初勝利へ力強く進みます。
しかし、勝ち投手の権利がかかった5回。ドミニカアカデミーから育成契約を経て先発初勝利を目指すコルニエルの前に、独立リーグから育成契約を経て大活躍中のルーキー・茶野が立ちはだかります。
逆転2点タイムリーを打たれ、コルニエルは5回持たずに降板。中継ぎも打ち込まれ、交流戦最初のカードは負け越しとなりました。