6月1日、一般財団法人日本モーターサイクルスポーツ協会（MFJ）は、9月8～10日にフランスで開催される国別対抗戦、FIMトライアル・デ・ナシオン インターナショナルトロフィーに日本代表チームを派遣することを発表した。
自然のなかにコースを作り、ルートに沿って複数のセクション内の岩山、急坂など高低差や傾斜が設定されたコースを走るトライアル。そこで、いかに足を着かずに走破するかを競うため、体力のほかにテクニックも必要となる競技だ。
そのトライアルの国別対抗の世界選手権となるトライアル・デ・ナシオンを国際モーターサイクリズム連盟（FIM）が年に一度開催している。
日本代表チームは、2016年から2019年まで藤波貴久、小川友幸、黒山健一を起用して戦い、2016年と2019年に2位を獲得している。2020年から2022年は新型コロナウイルス感染症の影響で参戦を見合わせたため4年ぶりの参加となり、今年は「世界一を目指します」としている。
2023年の開催地は南フランスにあるオロンとなり、小川友幸、氏川政哉、小川毅士の3人で挑む。彼らは全日本トライアル選手権で上位の成績を残しているライダーで、世界選手権でも活躍した経験がある。
そして、監督兼戦略マネージャーはレプソル・ホンダ・チームに所属しており、トライアル・デ・ナシオンの経験がある藤波貴久氏が務める。
また、6月4日に栃木県・モビリティリゾートもてぎで開催される全日本トライアル選手権シリーズ第3戦もてぎ大会の表彰式後に、トライアル・デ・ナシオンに出場する日本代表チームの壮行会を開催する予定だという。
■日本代表チーム
〈ライダー〉
小川友幸 （46歳） TEAM MITANI Honda所属
氏川政哉 （20歳） TEAM MITANI Honda所属
小川毅士 （36歳） 宗七音響Wise Beta Team所属
〈監督兼戦略マネージャー〉
藤波貴久
■2023 FIM トライアル・デ・ナシオン 概要
開催日：2023年9月8日（金）～10日（日）
会場：フランス・Auron
観戦情報：https://trialgp.com/ (TrialGP サイト) ※観戦無料
■全日本トライアル選手権 第3戦もてぎ大会にて壮行会を実施
6月4日（日）に栃木県・モビリティリゾートもてぎにて開催する全日本トライアル選手権シリーズ第3戦もてぎ大会の表彰式後、トライアル・デ・ナシオンに出場する日本代表チームの壮行会を開催する予定です。ぜひ会場に足をお運び、日本代表チームにエールをお送りください。
◆第3戦もてぎ大会 観戦情報 https://www.mr-motegi.jp/ajtrial_m/
※上記は予告なく変更する場合がありますのでご了承ください。
■日本代表チームのトライアル・デ・ナシオンでの過去の戦績（抜粋）
年 開催国 順位 ライダー アシスタント
2016 フランス 2位 藤波貴久、小川友幸、黒山健一 黒山二郎、Carles Barneda
2017 スペイン 3位 藤波貴久、小川友幸、黒山健一 黒山二郎、Carles Barneda
2018 チェコ 4位 藤波貴久、小川友幸、黒山健一 黒山二郎、Carles Barneda
2019 スペイン 2位 藤波貴久、小川友幸、黒山健一 黒山二郎、Carles Barneda
※2020～2022 年は新型コロナウィルス感染症の影響で参戦を見合わせ
