4年目のドラフト1位が1軍再昇格へ懸命だ。横浜DeNAの森敬斗内野手(21)は、ファームで課題の打撃向上を目指し、黙々とバットを振り込んでいる。「やっぱり、上でレギュラーでやるために。この時間はすごい自分にとってポジティブに捉えている」と成長を期す。
地元の桐蔭学園高出身の森は今季目標の一つだった初の開幕スタメンをつかんだ。だが、オープン戦から不振で、開幕後は4試合の出場にとどまり、6打数1安打。4月24日に出場選手登録を抹消された。
イースタン・リーグでは打率2割6分2厘(2日現在)。一時は3割台をキープし、「色んなことを試しながらやっている」と一定の手応えを口にする。
その一つが対左投手への対応にある。今シーズンは1軍で左腕と対戦がなく、昨季は打率1割4分3厘と苦しんだ。「結果が出ないときは、だいたいタイミングが取れていない」と分析する。