鹿沼市の66歳の女性が"特殊詐欺"で約4500万円被害 2023年の栃木県内最高の被害額

 鹿沼市の66歳の女性が、通信事業者を名乗る男などからの電話で約4500万円をだまし取られました。

 警察は特殊詐欺事件として捜査していますが、栃木県内の特殊詐欺の被害額としては2023年に入ってから最高額ということです。

 鹿沼警察署によりますと、2023年1月14日から被害者の66歳の女性の家に通信事業者やセキュリティー協会を名乗る男らから「サイトの未納料金がある」、「サイバー保険に入る必要がある」、「携帯電話がウイルスに感染していた。被害者が弁護士を選定したが2千万円で示談してくれる」などと複数回にわたりうその電話がありました。

 これを信じた女性は2月20日までの約1カ月間相手が指定した口座に複数回に渡って現金を振り込むなどして現金4419万円と電子マネー20万円相当をだまし取られました。

 連絡が取れなくなったことを女性が不審に思い、警察に相談して被害に気づいたということです。

 警察で特殊詐欺事件として捜査していますが、特殊詐欺の2023年の県内の被害額としては最高額ということです。

 警察では不審な電話があった場合は家族や警察に相談するよう呼びかけています。

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