日米比の合同訓練、定期的実施へ 海保参加、中国の海洋進出に対応

 【マニラ共同】フィリピンで初の合同訓練を行う海上保安庁とフィリピン沿岸警備隊、米沿岸警備隊の幹部が3日、マニラで記者会見し「訓練の定期的な実施の必要性を確認した」とする共同声明を発表した。フィリピンは中国と南シナ海で領有権を争っている。日米はフィリピンの海上保安能力を高め、中国の海洋進出に対する抑止力強化につなげたい考えだ。

 声明では「インド太平洋地域における透明性や航行の自由、法に基づいた秩序を促進するため、日米比の海上保安機関の能力と連携の強化が重要だ」と指摘した。定期的な訓練の実施頻度などは明らかにしていない。

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