東京の修学旅行生、新幹線車内で12人体調不良 京都帰り、大雨で最大8時間待機

JR京都駅の新幹線乗り場前の切符売り場に並ぶ人たち(2日午後8時10分、京都市下京区)

 大雨の影響による東海道新幹線の運転休止で、京都市下京区の京都駅でも混乱が広がり、2日午後から夜にかけ、修学旅行で帰途につく予定だった東京都内の中学生約1100人が最大8時間にわたって車内で過ごし、12人が発熱などの体調不良を訴えていたことが分かった。

 JR東海によると、修学旅行生を乗せた新幹線は専用列車で、都内の中学校8校の生徒が16両編成に乗車していたという。午後2時39分に京都駅を発車する予定だったが雨のために運転を見合わせ、午後10時半までに宿泊先を確保できた学校から順次、降車した。この間、車掌が生徒の健康状態を確認し、体調不良を訴えた生徒はいずれも軽症とみられ、救急搬送はなかったという。

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