東京NBは3度のリードを守り切れず…藤野あおばが2得点もAC長野とドロー、1pt積算のマイ仙台は4位確定《WEリーグ》

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3日、Yogibo WEリーグ第21節の4試合が各地で行われた。

【動画】打ち合いとなったベレーザvsAC長野

3位の日テレ・東京ヴェルディベレーザは、前節に首位・三菱重工浦和レッズレディースの優勝を阻止した7位のAC長野パルセイロ・レディースを味の素フィールド西が丘に迎えた。

長谷川唯(マンチェスター・シティ)も古巣戦に来場した一戦は、14分に藤野あおばのクロス気味のシュートがそのままゴールに吸い込まれて東京NBが先制する。5分後にビルドアップが捕まり、同点弾を献上したものの、前半終了間際に藤野が自ら得たPKを決め、リードして前半を終えた。

だが、AC長野も後半に反撃に転じ、途中出場のルーキー上田莉帆の加入後初ゴールで、CKから69分に再び追い付く。76分には三度リードを奪われながらも、前節浦和を沈めた鈴木日奈子が89分にこの日も価値あるゴール。AC長野が粘って勝ち点1をもぎ取り、東京NBはホーム最終戦を勝利で飾ることができなかった。

ホームラストマッチとなった4位・マイナビ仙台レディースは、9位・ノジマステラ神奈川相模原と対戦。4分に宮澤ひなたのゴールで先制したが、33分に大賀理紗子にPKを決められて追い付かれた。

以降は互いに勝ち越しのチャンスを迎えながらも、決定力を欠いてドローで試合終了。1ポイントを積み上げたマイ仙台は、他会場の結果により、昨季を上回る4位が確定した。

なお、今季限りでの現役引退を表明している万屋美穂と市瀬菜々は、それぞれ73分と後半開始からピッチに立っている。

ホーム最終戦を「浴衣できん祭」と盛り上げる8位・サンフレッチェ広島レジーナは、2日に田邊友恵監督が辞任し、強化担当の安達宏道氏が指揮を執る最下位のちふれASエルフェン埼玉と顔を合わせ、75分の相手オウンゴールにより、1-0で勝利を収めた。

また、首位の三菱重工浦和レッズレディースはホームで4位・大宮アルディージャVENTUSを4-0で下し、初のWEリーグ優勝を飾っている。

◆WEリーグ第21節

6月3日

マイナビ仙台レディース 1-1 ノジマステラ神奈川相模原

三菱重工浦和レッズレディース 4-0 大宮アルディージャVENTUS

日テレ・東京ヴェルディベレーザ 3-3 AC長野パルセイロ・レディース

サンフレッチェ広島レジーナ 1-0 ちふれASエルフェン埼玉

6月4日

ジェフユナイテッド市原・千葉レディース vs INAC神戸レオネッサ

WE ACTION DAY(今節試合なし)

アルビレックス新潟レディース

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