麦茶をごくごく飲みたくなる暑い季節が近づき、日本一の生産量を誇る福井県産の六条大麦を扱う髙橋製粉所(福井市西開発3丁目)では焙煎(ばいせん)作業が本格化。香ばしい匂いに包まれている。
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砂を入れた焙煎機で2度加熱している。火力と麦の量を調整しながら不純物を取り除き、爽やかな甘みとうまみ、ほのかな苦みを引き出す。6月1日には従業員4人が汗だくになりながら約150キロをいり、台に広げてじっくり冷まし奥深い味に仕上げていた。
煮出しした麦茶は黄金色に透き通り、芳醇(ほうじゅん)な風味とまろやかな口当たりが特徴。7~8月の北陸の気温は平年並みか高い予想で、髙橋英夫代表取締役は「水分補給に麦茶は最適。夏バテを防ぎ健康に過ごしてほしい」と話していた。