きょう4日(日)昇る月は満月で、6月の満月は「ストロベリームーン」と呼ばれている。今夜は沖縄から関東を中心に晴れ、絶好の「ストロベリームーン」観察日和となる見込み。長く外にいる場合は、羽織る物や上着があるとよさそうだ。
6月の満月は別名ストロベリームーン
国立天文台によると、きょう4日(日)に昇る月は満月で、東京では午後7時19分ごろ南東方向の空から月が出始め、あす5日(月)午前4時49分ごろ南西方向の空に沈む見通し。
アメリカ先住民は、6月の満月を「ストロベリームーン」と呼んでいたとされている。ただ、実際に月がイチゴのようなピンク色に見えるというわけではなく、6月がイチゴの収穫時期であったため「ストロベリームーン」と呼ばれていたと言われている。
沖縄~関東は晴れて観察チャンス
今夜は高気圧に覆われ、沖縄から関東にかけてよく晴れる所がほとんどの見込み。「ストロベリームーン」観察日和となりそう。北関東ではにわか雨の可能性があるものの、夜遅くにはやむ見通しのため、月を眺めるのは遅い時間がおすすめだ。
ただ、四国から関東にかけてはこれまでの大雨で地盤は緩んでいる可能性がある。崩れやすい所は避けるようにしたい。また、新潟県や北日本は上空寒気の影響で、局地的に雨や雷雨となり観察は難しいかもしれない。
夜の気温は20℃前後と過ごしやすい所が多い見込み。東京の午後9時の予想気温は22℃くらいで、長く外にいる場合は羽織る物や上着があると安心だ。
なお、7月の満月は3日で、雄鹿(バック)の枝角が生えてくるころに由来して「バックムーン」と呼ばれている。
(気象予報士・鈴木悠)