青森市長選 大勢5日午前1時過ぎ

 前市長の辞職に伴う青森市長選は4日に投開票が行われる。いずれも無所属新人で、青森商工会議所前副会頭の西秀記候補(59)、前県議の関良候補(65)、市民団体「市民連合あおもり」共同代表の大竹進候補(72)=共産、社民推薦、不動産会社役員の野崎小三郎候補(44)は選挙戦最終日の3日、それぞれ市内を駆け回った。開票結果の大勢判明は5日午前1時過ぎとなる見通し。

 西候補は、市内各地のスーパーや商業施設で演説を集中的にこなし、津島淳衆院議員が友人として応援に立つ場面も。経済界の立場で街のにぎわい創出に取り組んだ実績を紹介。「今度は市政でにぎわいづくりをしたい」と力を込めた。

 関候補は幹線道路沿いや交差点でつじ立ちを繰り返した。青森駅前公園で開いた演説会では、期間中、訴え続けた物価高対策などを強調し「一人一人の思いに寄り添い、市民が動かす市政を実現したい」と声を張り上げた。

 大竹候補は旧青森市区を選挙カーで回り計26カ所で演説。「子ども第一の市政を」「命、暮らし、平和を守る」とし、病院統合問題では障がい児や家族らの意見を反映させると訴えた。社民党県連の今村修代表らもマイクを握った。

 野崎候補はスーパーや商業施設を中心に市内17カ所でつじ立ち。市民が主役の市政運営を掲げ、「一人一人が幸せと利益を感じられる街でなければいけない。さまざまな格差を解消し、皆さんの笑顔を取り戻したい」と訴えた。

 投票は市内108カ所の投票所で午前7時から午後8時(松丘保養園は同7時)まで行われ、同9時15分から同市合浦2丁目のカクヒログループスタジアム(市民体育館)で即日開票される。

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