最強ハーランド、自分の名前を商標登録できず…その理由は、29歳の別人がすでに登録済み

マンチェスター・シティでゴールを量産するノルウェー代表FWアーリング・ハーランド。

『VG』によれば、彼は母国でいくつかの商標登録を申請したものの、自分の名前だけは拒否されてしまったという。

代理人を通じて申請した商標登録は3つ。彼のサインとアイコニックな座禅セレブレーションは承認されている。

ただ、「Erling Haaland」という名前については却下されてしまった。

ノルウェー工業所有権庁の担当者は、「2022年9月8日に提出されたHaalandの出願があります。衣料品や靴の販売、その他多くのものに使用できるように申請されています。そのうちのいくつかは、Erling Haalandもその後に申請しています。そのため、我々にとっては障害になります。すでに登録があるからです」と説明している。

すでにオスロ在住の29歳の男性が「Haaland」を商標登録しており、新たに申請された「Erling Haaland」と酷似するというのが理由。

担当者は「有名人が現われると、『Wow、これを登録しよう』と考える人がたまにいます」とも話しており、ハーランド側には不服申し立てができる3か月間の猶予が与えられる。

何の関係もないのに悪意で商標登録をしていた場合には不服申し立てが認められ、元の所有者が権利を失う場合もあるが、担当者は「これが悪意による申請とは言えません」とも述べている。

ノルウェー工業所有権庁によると、ハーランド側には、以下3つの選択肢があるとのこと。

・承諾を求めずに現所有者に対して法的措置を講じる・名称使用権料を支払う・現所有者から名称を買い取る

【画像記事】ハーランドも違う!日本での名前表記にブレがあるスターの正しい本人発音

ノルウェーでは商標登録された場合、使用義務が発生する。5年以内に商標を使った商品を作るなど名称を使用する必要があるのだ。

ただ、29歳の男性が登録したのは2022年9月のなので、逆にいえば、あと4年ほどは何もしなくても権利は失われない可能性がある。

© 株式会社ファッションニュース通信社