春の全国100キロ王者、報徳・岡本が相撲無差別級で初V 兵庫県高校総体 インターハイと2冠へ手応え

相撲個人無差別級決勝トーナメント決勝 報徳の同門対決を制した岡本(右)=網干南公園相撲場

 兵庫県高校総体の相撲は4日、姫路市の網干南公園相撲場で行われ、個人無差別級は、春の全国高校新人選手権100キロ級王者の岡本塁(報徳)が初優勝を飾った。

 予選リーグ通過者によるトーナメント決勝。岡本は同門の今村に対し「自分の相撲が取れた」と、土俵際まで押し込んでいなすと、力強く突き出した。

 全国高校総体では無差別級での栄冠を目指している。現在は106キロまで体重を増やし「動きにくいことはない。その分、押す力が付いた」と手応えを感じている。

 この日の団体は長年のライバル、市川の部員不足により優勝が自動的に決まった。主将でもある岡本は「変な感じだが、春の全国はベスト16。インターハイではもう一つ勝ち上がりたい」と8強を目標に置いた。(有島弘記)

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