先日カンボジア代表U-22のジェネラルマネージャーを離れ、フリーエージェントの状況となっている本田圭佑。このところはビジネスマンとしても存在感を高めており、サッカー界でも珍しい立場になっている。
VVV、CSKAモスクワ、ミランなどでプレーしてきた彼のキャリアから、「同僚だったストライカーのベスト10」を選んでみたぞ。
サンドロ・カラブロ
本田圭佑とともに戦ったクラブ:VVVフェンロー
国籍:オランダ
現在:代理人
VVVフェンローで本田圭佑とバチバチライバル関係を見せていたサンドロ・カラブロ。「お前がゴールを決めてるのはYoutubeの中だけ」発言が本田の意欲に火をつけたというのは非常に有名だ。
VVVフェンローから2010年にザンクト・ガレンヘ移籍し、その後スパルタ・ロッテルダム、アントワープ、RKCワールワイク、デインズ、SVVシェフェニンゲンでプレーした後に引退し、代理人に転身している。
アーメド・ムサ
本田圭佑とともに戦ったクラブ:VVVフェンロー、CSKAモスクワ
国籍:ナイジェリア
現在:シヴァススポル所属
本田圭佑とはVVVフェンローでもCSKAモスクワでも一緒だったナイジェリアの快速アタッカー。世界有数とも言われたスピードを武器にした一方、得点力が物足りないという欠点もあった。後にレスター・シティで岡崎慎司ともチームメイトになっており、なぜか日本人と縁があった。
レスター・シティではあまり活躍できず、その後CSKAモスクワへのローン移籍を経て退団。サウジアラビアのアル・ナスルを経てカノ・ピラーズ、ファティ・カラギュムリュクを経て現在はシヴァススポルに所属中。
セイドゥ・ドゥンビア
本田圭佑とともに戦ったクラブ:CSKAモスクワ
国籍:コートジボワール
現在:無所属
柏レイソルや徳島ヴォルティスでプレーしたことで知られるストライカー。来日したコートジボワール代表に怪我人が出たため、たまたま日本にいた彼が招集されたというエピソードでも有名だ。
ヤングボーイズ・ベルンで活躍した後、2010年にCSKAモスクワへと移籍。そこで2回の得点王に輝き、2014年にはローマへと移籍した。ただイタリアではあまり活躍できず、CSKAモスクワ、ニューカッスル・ユナイテッド、バーゼルへ貸し出されたあとに退団した。2021-22シーズンにマルタのハムルン・スパルタンズを退団した後は無所属となっている。
ヴァグネル・ラヴ
本田圭佑とともに戦ったクラブ:CSKAモスクワ
国籍:ブラジル
現在:スポルチ・レシフェ所属
2004年にパウメイラスからCKAモスクワに移籍し、長くプレーした「愛のストライカー」ヴァグネル・ラヴ。体格的には恵まれていなかったものの、一瞬の抜け出しとシュートセンスで活躍し、2008年は外国人選手として初のロシアリーグ得点王に。2008-09シーズンにはUEFAカップの得点王にもなった。
退団後も様々なクラブを渡り歩いてプレーしており、38歳になった今も現役を続けている。ブラジル全国選手権2部のスポルチ・レシフェに所属中。
ジャンパオロ・パッツィーニ
本田圭佑とともに戦ったクラブ:ミラン
国籍:イタリア
現在:解説者、インタビュアー
2010年のワールドカップでイタリア代表のメンバーとなっていたストライカー。インテルから2012年夏にミランへと移籍し、加入初年度に30試合で15ゴールという大活躍を見せた。
ミランではそれがピークで後の2年間は苦戦したが、2015年に加入したエラス・ヴェローナでは2016~17シーズンに23ゴールとキャリアハイの成績を残し、インパクトを与えた。現在はDAZNなどで解説者やインタビュアーとして活躍している。
マリオ・バロテッリ
本田圭佑とともに戦ったクラブ:ミラン
国籍:イタリア
現在:シオン所属
世界の問題児ストライカーとして大きな存在感を見せたバロテッリ。2013年1月ににマンチェスター・シティからミランへと加入し、いきなり13試合で12ゴールと大爆発。2年目も14ゴールを決め、リヴァプールへと引き抜かれていった…が、プレミアではさっぱりだったため1年でミランへと復帰してきた。
その後2016年にニースへと移籍してフランスリーグで活躍。マルセイユ、ブレシア、モンツァ、アダナ・デミルスポルを経て今季からスイスリーグのシオンでプレーしている。
カルロス・バッカ
本田圭佑とともに戦ったクラブ:ミラン
国籍:コロンビア
現在:アトレティコ・フニオール所属
セビージャでヨーロッパリーグ優勝に貢献したコロンビア代表ストライカー。2015年に3000万ユーロという高額の移籍金で獲得され、セリエA初年度から18ゴールを決める活躍を見せた。非常に巧みで決定力があるFWだったが、ミランがその際不調だったこと、得点に専念するスタイルのために結果ほどの評価を得られなかった。
ミラン退団後はビジャレアルへと移籍し、それからグラナダを経て古巣のアトレティコ・フニオールへと移籍。36歳になったがコロンビアリーグでは継続的に出場機会を得ている。
ルイス・アドリアーノ
本田圭佑とともに戦ったクラブ:ミラン
国籍:ブラジル
現在:インテルナシオナウ所属
カルロス・バッカとコンビを組んだことで知られるブラジル人ストライカー。シャフタール・ドネツクから2015年にミランへと加入してプレーしたが、バッカほどの得点力は見せられず、意外にも1年で4ゴールしか決めていない。
2017年にはロシアのスパルタク・モスクワへと移籍し、その後パウメイラスとアンタルヤスポルを経て古巣のインテルナシオナウへと復帰している。
エンバイ・ニアング
本田圭佑とともに戦ったクラブ:ミラン
国籍:セネガル
現在:オセール所属
2012年にカーンから若くしてミランへとやってきたフランス生まれのセネガル代表アタッカー。ローン移籍を繰り返す立場ではあったが、2015-16シーズンと2016-17シーズンには一定の活躍を見せた。
2018年に貸し出されたレンヌでのプレーが認められて完全移籍すると、2019-20シーズンも10ゴールと活躍。次年度はサウジアラビアのアル・アハリへとローン移籍した後ボルドーへと加入した。今季は1部に昇格してきたオセールでプレーし、29試合で5ゴールを決めている。
オラ・トイヴォネン
本田圭佑とともに戦ったクラブ:メルボルン・ヴィクトリー
国籍:スウェーデン
現在:マルメ アシスタントスポーツディレクター
本田圭佑がオーストラリア・Aリーグのメルボルン・ヴィクトリーに所属している時にチームメイトだったスウェーデン代表ストライカー。ズラタン・イブラヒモヴィッチともコンビを組んだ名選手であり、同じように悪童として知られた。
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すでにキャリアは晩年であったがAリーグでゴールを量産する活躍を見せ、2020年に故郷のスウェーデンへ戻った。マルメで3年を過ごした後、昨年限りで現役を引退。そのままアシスタントスポーツディレクターに就任している。