秀作の魅力に触れ 県展、審査員が作品解説

県展大賞を受けた作品について解説する土屋さん(左)=富山市の県民会館

 県民会館で開かれている第78回県展では、審査員らによる作品解説が行われた。来場者は日本画、洋画、彫刻、工芸、書、写真の6部門の大賞など、秀作の魅力や技法に理解を深めた。

 彫刻部門では、県展大賞を受けた土屋裕さん(南砺市)が作品「great revolution」について説明し「軽い素材の発砲スチロールを、岩石みたいに重く見えるよう仕上げることに苦心した」と明かした。西洋の古い城をモチーフにした作品で、真田達雄審査員は「古城をさまざまな角度から眺めることができ、見ていて楽しい作品」と評した。

 6日午後1時半から表彰式が行われる。展示は9日まで。

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