川の堤防が決壊した静岡県磐田市ではボランティアとともに住宅の片付けが行われるなど、記録的豪雨から3日が経った6月5日も各地で復旧に向けた作業が続いています。
堤防が決壊した磐田市では5日からボランティアが本格的に稼働し、約30人の有志が浸水被害にあった住宅の片付けなどを行いました。磐田市内では敷地川周辺などで床上・床下あわせて41棟の浸水被害が確認されています。
<ボランティア>
「2022年の9月の台風のときにはじめて(ボランティアに)来まして、前回と同様近くの方たちがまた1日でも早く元通りの生活に戻れたらと思って来ました」
病院の1階部分が浸水する被害を受けた静岡県沼津市大岡のきせがわ病院。1階にはリハビリ施設があり、被害から3日経った5日も職員などによる復旧作業が続いています。
<きせがわ病院 塩田美佐代看護局長>
「木とか布製のものは汚水が含まれてしまっているので、洗っても消毒しても匂いや菌がなかなか取れない」
ランニングマシーンや医療機器などリハビリ施設にあった7割のものが水に浸かったため、処分を余儀なくされました。リハビリ施設では7日から患者を受け入れられるよう復旧を急いでいます。