「光子のへや」で手品やシャンソン 京都・長岡京の高齢者サロン5周年祝う

「光子のへや」のこれまでの取り組みを振り返って話す瀬川さん(左端)=長岡京市天神2丁目

 高齢者が集う地域交流サロン「光子のへや」の5周年を祝うつどいが、京都府長岡京市天神2丁目の飲食店で開かれた。参加者は、発足当初に皆で食べた手作り料理、新型コロナウイルス禍で活動を模索したことなどを振り返った。手品や音楽の披露もあり、皆で楽しいひとときを過ごした。

 サロンは2018年5月、瀬川光子さん(73)=同市=が「住み慣れた地域で安心して健康に暮らし続ける居場所をつくろう」と、自宅を開放して始めた。

 月1回、世話人9人で協力し、手作りランチや合唱、体操、医療福祉の勉強会など多様な企画を催してきた。

 新型コロナ禍では、ランチを中止し、会場を公共施設や公園にするなど感染防止対策をとって継続してきた。

 5周年のつどいには約30人が参加した。手品やシャンソン、アコーディオン演奏などで盛り上がった。久しぶりに皆で会食もとり、活動の思い出や集う喜びなどを語り合った。

 瀬川さんは「節目を楽しく、おいしく、和やかに祝うことができた。皆と協力し、できる限り続けていきたい」と話していた。

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