ラ・リーガの放映権料分配金が確定。バルセロナは総額1億ユーロ超を受給

写真:リーグで唯一、1億ユーロを超える放映権料を手にするバルセロナ ©Getty Images

6月4日にラ・リーガ最終節が行われ2022-23シーズンが終了したことを受け、各チームに支給されるテレビ放映権料が確定した。スペイン『アス』紙の電子版が報じている。

ラ・リーガでは放映権料総額の半分となる14億2700万ユーロ(約2140億8000万円)を20チームで均等分配し、残る半分を過去5シーズンの成績や観客動員数、テレビ視聴者数などの数値から割り出したランキングに応じたパーセンテージで分配することになっている。そのため、2022-23シーズンの順位と分配金額のランキングは必ずしも一致しない。

均等分配される額は1チームあたり3560万ユーロ(約53億4270万円)。これは1位バルセロナから20位エルチェまで均等に受け取る金額となる。

一方、ランキングに応じた額は、1位バルセロナが17%に相当する6065万ユーロ(約90億9880万円)、2位レアル・マドリードが15%の5351万ユーロ(約80億3070万円)、3位アトレティコ・マドリードが13%の4638万ユーロ(約69億6000万円)などとなっている。

レアル・マドリードとアトレティコ・マドリードは、最終節の結果次第では順位とランキングが入れ替わる可能性もあった。しかし両チームとも引き分けたため順位は変わらず、それによって両クラブの放映権料収入は10億円以上の差がつくことになった。

また、日本代表MF久保建英が所属するレアル・ソシエダはランキング4位、13%の3924万ユーロ(約58億8900万円)、リーグ戦11位だったセビージャはランキング12番目で2.25%の803万ユーロ(約12億500万円)、20位エルチェはわずか0.25%の89万ユーロ(約1億3360万円)などとなっている。

また、ヨーロッパカップ戦に出場するチームにはUEFAからも順位に応じた分配金が支給され、その金額は1位960万ユーロ(約14億4000万円)、2位720万ユーロ(約10億8000万円)、3位480万ユーロ(約7億2020万円)などとなっている。

これらの金額をすべて合計すると、バルセロナは1億600万ユーロ(約159億230万円)、と唯一、1億ユーロ超を受給。レアル・マドリードは9631万ユーロ(約144億5060万円)、アトレティコ・マドリードは8678万ユーロ(約130億2000万円)となっている。

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