足利市、ふるさと納税に花火席 返礼品充実で観光振興

足利市内の夜空を彩った3年ぶりの花火大会=6日午後7時40分、同市通2丁目

 栃木県足利市は1日、「第107回足利花火大会」(8月5日開催)の有料観覧席をふるさと納税の返礼品に加えた。募集は7月14日まで。

 市は2021年度から、返礼品目を充実させ、ふるさと納税の強化に取り組んでいる。足利の魅力発信や観光振興につなげようと、関東有数の規模を誇る足利花火大会を返礼品に加えることにした。

 募集する観覧席はブルーシート席(8人相当)、テーブル席(6人定員)、2人用キャンプチェアを使うスーパーカップル席で、それぞれ10枠ずつ。寄付額はブルーシート3万4千円、テーブル席6万円、カップル席2万円となっている。

 楽天ふるさと納税、ふるさとチョイス、ふるなびの各サイトで募集している。中でもブルーシート席が人気で、「品切れ」となったサイトも出ている。

 市地域創生課の担当者は「足利に来てもらい、足利の魅力を知ってもらうことが最大の狙い。今後も来訪につながる返礼品を増やしていきたい」としている。

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