富山県の魚津市野球協会は5日、5人制手打ち野球「ベースボール5」の専用球などを市内の小学校と保育施設に寄贈した。将来の五輪採用を目指し、世界80カ国以上で普及が進む競技。今回の寄贈を通して裾野を広げる。
贈呈式が道下小学校であり、中村喜久男副会長と松本裕造理事長が田中栞太(かんた)君と森渚人(なぎと)君(いずれも6年)にボール5個やルールブックを手渡した。松本理事長は「安心安全にプレーできるので、みんなで楽しんでほしい」と呼びかけた。
ベースボール5は野球を簡略化した新スポーツ。男女混合チームで戦い、軟らかいボールをこぶしで打つ。全日本野球協会と日本ソフトボール協会が国内での普及を進めており、来年2月に日本選手権を開く。日本高野連も球児の参加を認めている。