高校生が工事現場を体験する特別授業 「建設業界の魅力を」 那珂川町・馬頭高校

 建設業界の魅力を身近に感じてもらおうと、高校生が工事現場を体験する特別授業が5日、那珂川町の高校で開かれました。

 この授業は建設現場を体験することで生徒に進路の選択肢を広げてもらおうと馬頭高校と人材不足が課題になっている建設業界が開いているものです。

 2年生約40人が、体育館や校舎の渡り廊下など普段使っている建物で左官業や内装業など、6つの事業者の職人から作業方法を教わり改修工事を体験しました。

 このうちプールの更衣室では生徒たちが組み立てた足場を使って塗装工事を体験するなど、慣れない手つきながらも真剣に取り組んでいました。

 馬頭高校では生徒の約7割が就職を希望していて、この特別授業を受けて実際に建設業界に進んだ卒業生も講師として後輩の指導に当たっていました。

© 株式会社とちぎテレビ