環境の日 各地で地球守る取り組み

6月5日は環境の日です。1972年にスウェーデンのストックホルムで環境問題に関する初めての国際会議「国連人間環境会議」が開催されたことを記念して、6月5日に定められました。5日は各地で環境に関するさまざまな取り組みが行われました。

「ギョミ拾いは、スポーツだ!」
足立区千住の荒川河川敷に、親子連れや学生など約60人が集まって行ったのは、ごみ拾いです。この取り組みは、拾ったゴミの種類や数を競を競う「スポGOMI」というスポーツとして行われるゴミ拾いです。

今回はごみ拾いを前に、東京海洋大学の客員教授で魚類学者のさかなクンによる海洋汚染に関する勉強会も実施されました。

さかなクン:「プラごみと呼ばれる、プラスチックでできたごみのこと、なんとこれが2050年ぐらいになると、プラごみの量がどんどん増えて、魚の量を追い抜いてしまうと考えられています。これは困ったぁ~」

勉強会の後はさかなクンも参加して、みんなで「ぎょみ拾い」を実践。笑顔も見られるなか、参加者たちはゴミ拾いを楽しみながら「海洋ゴミ」の問題を身近に感じているようでした。その結果、35分間で総重量約50キロものごみが集まりました。

さかなクン:「きょうだけではなく次はもっと沢山拾うぞ、とか、みんなで楽しく生き生きと、レッツギョーと続けていきたいですよね」

千代田区の科学技術館に新たに設置されたのは、家電製品のリサイクルについて学べる展示ブースです。出題される家電製品についてのクイズに答えることで、家電の構造やリサイクルについて学ぶことができます。さらに、家電製品の内部が見られる見本が展示されていて、家電のどんな素材がリサイクルできるのかが分かります。

参加者:「楽しくて勉強になった。(家電製品に)使われている素材とかプラスチックだとは知らなかった。驚きだった」

担当者は、「普段なかなか見られない家電の内部を見ることで、多くの人にリサイクルや環境問題を身近に感じてもらいたい」と話しています。

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