ウイスキーの原料 大麦を収穫 黄金色の「麦秋」 広島・世羅町

麦の実りの季節を迎え、産地の広島・世羅町では大麦の収穫が行われています。

黄金色に実った穂が風に揺れています。世羅町 田打地区では、地元の集落法人がおよそ14ヘクタールで大麦を栽培していて、4日から収穫作業が始まりました。

さわやか田打 岡田以得 組合長
「長さも大きい。実もしっかりしていますので、詰まっています。ことしは例年になく、よくできていると思います」

世羅町の大麦は、以前から地元のJA尾道市を通して廿日市市の酒造メーカー「サクラオブルワリー&ディスティラリー」に焼酎の原料として出荷されていました。メーカーの意向で去年から全量をウイスキーの原料として納入することになり、作付け面積も去年の倍以上のおよそ65ヘクタールに増やしました。

JA尾道市 世羅営農センター 住谷克彦 主幹
「広島県産のものでジャパニーズウイスキーを作っていこうという、そこへやっぱり魅力を感じて、この話に乗った次第です。世羅の農業の、この麦づくりが柱になっていけばというふうに思っています」

田打地区の大麦の収穫は、今週の終わり頃まで続きます。

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