アユの生育順調、大ぶり 富山の神通川、解禁前に調査

投網でアユを捕獲する人=富山市婦中町塚原

 富山漁協は6日、富山市の神通川でアユの成育調査を行った。アユ釣り解禁を前に、友釣りと投網で計156匹を捕獲した。やや大ぶりの個体が目立ち、関係者は豊漁に期待した。

 婦中町塚原周辺で投網、婦中大橋、有沢橋周辺など5カ所で友釣りを行った。平均の体長は15.0センチ、重さ28.6グラムで、昨年の13.5センチ、23.4グラムを上回った。友釣りでは19.1センチ、60.9グラムの大物も上がった。

 富山漁協によると、4月以降の水温は高めで推移したが、6月の台風2号による増水で、現在は水温も低めとなっている。

 東秀一組合長は「増水でアユが流されていないか心配したが、数も多く、昨年より大ぶりで安心した」と話した。

 県内では毛針や友釣りが16日午前5時、投網やてんから網は21日正午に解禁となる。

捕獲されたアユを計測する職員=富山市婦中町塚原

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