甘酸っぱい薬膳茶に 柳田特産ブルーベリーの葉

ブルーベリーの薬膳茶を考案した富士田さん(左)と平さん=能登町柳田植物公園

 能登町柳田地区特産のブルーベリーの甘酸っぱさを生かした薬膳茶が6日までに考案された。捨てられていた葉を乾燥させて利活用し、果実などと配合した。20日から柳田植物公園などで取り扱い、新たな名物に育てる。

 同町笹川のひらみゆき農園が、国際中医薬膳師の民間資格を持つ富士田(ふじた)鮎美さん(43)=同町宇出津=に製造を依頼。1~2カ月かけて自然乾燥させた葉と果実のほか、ハブ茶、クコの実、菊花、ハッカを配合した。

 6日は同公園で試飲会を開き、約30人が酸味を感じさせる茶を味わった。1袋400円(税込み)で、農園のキッチンカーでも販売する。平美由記代表(45)は「健康成分が抽出された味わい深い茶を楽しんでほしい」と話した。

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