ふるさと富山発展願う 富山県人会懇親のつどい

富山の発展に向けて結束を誓う参加者=東京・紀尾井町のホテルニューオータニ

  ●750人が手携え

 東京富山県人会連合会の懇親のつどいは6日、東京・紀尾井町のホテルニューオータニで開かれ、首都圏在住の県出身者ら約750人が新型コロナウイルス禍を乗り越え、ふるさとの発展に手を携えていくことを誓った。107周年を迎え、コロナ前と同規模の参加者が集まり、結束を強めていくことを確認した。

 桑山征洋会長はあいさつで、県が掲げる「幸せ人口1000万」を挙げ「県人会は富山の大応援団だ。関係人口1千万人の実現は県人会の大きな仕事だ」と語った。新田八朗知事は「幸せ人口を増やすため一生懸命取り組む。県人の皆さんの支援をお願いしたい」と求めた。

 ゲストとして将棋の服部慎一郎六段が登場し「藤井聡太さんに負けないよう、いつか富山にタイトルを持ってこられるよう頑張る」と決意表明。北京五輪男子50キロ競歩7位の山﨑勇喜さん、箱根駅伝で区間賞を獲得したことがある森村哲さんも登壇した。民謡歌手の寺崎美幸さん(上市町出身)が歌声を響かせ、五箇山会による麦屋節とこきりこが披露され、八尾町郷友会がおわらを踊り、郷土への哀愁を誘った。

 エスエス(東京)の会長で、県人会連合会副会長の中平等真知子さん(富山市出身)、同連合会専務の伊東靖史さん(魚津市出身)にふるさと賞が贈呈された。席上、県人会連合会の東豊昭事務局長が活動報告した。県内10市の市長も出席し、山本徹県議会議長の発声で乾杯した。会場ではいきいき富山物産市も開かれた。

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