「早く泳ぎたい!」プール授業心待ち、京都・南丹の小学校で清掃作業

たわしでこすって、プールの汚れを落とす児童(京都府南丹市八木町・八木西小学校)

 京都府南丹市八木町の八木西小学校で、このほど5、6年生がプールを掃除した。たまった泥などをたわしできれいにし、15日から始まるプール授業を心待ちにしていた。

 中田善弘校長が「プールは2020年に新しくしたばかり。いつまでも大事にするには心のこもった掃除が大事」と呼びかけ、児童約50人が行った。体操服姿で「安全にゆっくり(プール内に)降りよう」「頑張ろう」などと自発的に声をかけ合いながら作業に集中。25メートルプール内にたまった泥やプールサイドの汚れをたわしでこすって取り除いた。

 今夏の水泳の授業も、新型コロナウイルスの感染防止のため、更衣室を増やすなど、配慮しながら実施する。

 6年の男子児童(11)は「けっこう汚れていた。下級生にプール授業を楽しんでもらえるようにと思いながら、きれいにした。今年はクロールをさらに泳げるようにしたい」と話した。

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