シャクヤク大輪、香りふわり 長井「ピオニーの森」で見頃

鮮やかなシャクヤクが咲き、上品な香りを漂わせている=長井市寺泉・ながいピオニーの森

 長井市寺泉の「ながいピオニーの森」で、シャクヤクが見頃を迎えている。約8千平方メートルの広大な花公園には、ピンクや白、赤の大輪が広がり、緑豊かな高台を染めている。

 ピオニーは英語でシャクヤクの意味。南陽市の諏訪神社から引き継いだ株を中心に、約140種4千株が植えられている。現在は全体の7割ほどが咲き、今月中旬まで楽しめそうだという。訪れた人は色や形の違いを見比べながら、笑顔で観賞していた。長井市五十川の手塚勢津子さんは「とっても奇麗。上品な香りと澄んだ空気にも癒やされた」と話していた。

 日帰り温泉「長井あやめ温泉ニュー桜湯」の運営母体である地元の手塚建材(手塚隆幸社長)が、周辺に整備した複合レジャー施設。先月21日にグランドオープンした。入場無料。キャンプ場やトレーラーハウスなどの宿泊機能は現在準備中。問い合わせは管理棟050(3490)0222。火曜定休だが、入場はできる。

© 株式会社山形新聞社