新人消防職員が約40㎞の「歩行訓練」 消防活動に必要な体力・精神力を養う 栃木県消防学校

 消防活動に必要な体力や精神力を身に付けようと、新人の消防職員が6日、約40キロの道のりを歩く「歩行訓練」に挑みました。

 この歩行訓練は、消防活動に必要な体力と精神力を養うとともに、仲間と力を合わせる「協同の精神」を育む伝統行事です。今年(2023年)の春に採用された新人の消防職員68人が参加しました。

 6日の午前7時半に宇都宮市中里町にある消防学校を出発してから、往復40キロの道のりを約9時間かけて歩き続けます。往路の20キロでは車が使えないような大規模な災害を想定して大人の体重に相当する重りを乗せた担架を運ぶなど、実際の現場を意識した訓練を行っていました。

 消防職員たちは互いに励まし合いながら、長い道のりを最後まで歩き抜いたということです。

 新人の消防職員たちは、この秋に半年間の研修を終え県内各地の消防署に配属されます。

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