武雄市教育委員会は6日、武雄中の給食からステンレス製たわしの一部のような異物が見つかったと発表した。生徒から健康被害の報告はない。
市教育総務課によると、異物はステンレス製で長さ約2センチ、太さ約1ミリ。生徒がおからドーナツを食べた際に違和感を覚え、異物が入っているのを見つけて担任教諭に報告した。他の異物混入の報告はない。
同校の給食は校内で調理しているが、おからドーナツの調理過程で異物とみられる物は使っておらず、材料の納入業者などに確認をしている。保護者向けの事案発生を報告する文書を各生徒に配った。事案発生を杵藤保健福祉事務所にも報告し、引き続き原因を調査する。7日以降の給食は予定通り行う。
市教育総務課の担当者は「市内各校での再発防止を徹底し、より安全な学校給食を提供できるように努める」としている。(澤登滋)