ナポリ優勝に貢献したキム・ミンジェ、新天地はマンチェスター・Uか

写真:マンチェスター・Uへの移籍が合意間近と見られるキム・ミンジェ ©Getty Images

ナポリのスクデット獲得に貢献した韓国代表DFキム・ミンジェは、マンチェスター・ユナイテッドに新天地を求めることになりそうだ。

イギリス『デイリーメール』電子版が伝えたところによると、キム・ミンジェはすでにマンチェスター・Uと移籍を巡る交渉を行っており、合意間近だという。また、本人はすでに移籍する旨をチーム内で明らかにしており、ナポリのチームメートたちには別れの挨拶を済ませたようだ。

キム・ミンジェの契約解除金は5100万ポンド(約88億4500万円)に設定されており、マンチェスター・U側はこの金額を支払う準備を進めている模様。ただし契約解除条項は7月にならないと発動させることができないため、今すぐに新天地が決まるものではなく、正式決定は来月以降になるとみられている。

キム・ミンジェは2018年のアジア競技大会で韓国代表の優勝に貢献したため、韓国の成人男性に課せられる兵役義務は免除されている。ただし、約3週間の基礎軍事訓練は受けなければならないため、現在は韓国に戻ってこの訓練を受けている。そういった状況も踏まえると、移籍決定は訓練終了後になりそうだ。

また、ナポリ側はすでに彼の慰留を諦めており、後釜としてはアタランタで顕著な活躍を見せている19歳のイタリア代表DFジョルジョ・スカルヴィーニをリストアップしているという。

マンチェスター・U側は元フランス代表DFラファエル・ヴァランとアルゼンチン代表DFリサンドロ・マルティネスが引き続き中軸を務める可能性が高いものの、元イングランド代表DFフィル・ジョーンズの退団が決定しており、イングランド代表DFハリー・マグワイヤやイングランド人DFアクセル・トゥアンゼベの退団も濃厚。キム・ミンジェは手薄になる最終ラインの穴を埋めるのに最適な存在と見られている。

2022-23シーズンのセリエAで公式戦通算45試合に出場し、そのうち20試合がクリーンシート、2得点2アシストと攻撃面でも活躍を見せたキム・ミンジェ。来シーズンは“レッド・デビルズ”の最終ラインを支えることになるのだろうか。

© 株式会社SPOTV JAPAN