母親「すべてのものに傷つけられた」いじめ問題で教育長が謝罪 両親は教職員の処分など求める=静岡・湖西市

静岡県湖西市に住む17歳の女性が中学時代、いじめを受け、学校が適切な対応をとらなかった問題で、市の教育長が女性の両親に謝罪しました。

<湖西市教育委員会 渡辺宜宏教育長>

「誠に申し訳ありませんでした」

この問題は湖西市に住む17歳の女性が中学時代に部活動の仲間からいじめを受けていたというものです。

この問題をめぐっては5月、第三者委員会がいじめがあったことや市教委や教員の対応が不適切だったとする報告書をまとめています。これを受け、湖西市の渡辺宜宏教育長らが6月6日、女性の両親に謝罪しました。

<いじめを受けた女性の母親>

「私たちは(娘が)いじめられたことに傷ついただけではなくて、学校の教員の態度・対応、開示請求した記録、すべてのものに傷つけられました」

両親は市に対して、当時の教職員の処分といじめに関与した元生徒に対する指導などを求めました。

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