甘み十分 金沢こだま西瓜初出荷

出荷が始まった金沢こだま西瓜=7日午前11時10分、金沢市内の貯蔵施設

 金沢市で7日、五郎島地区で栽培される「金沢こだま西瓜(すいか)」の出荷が始まった。粟崎町4丁目のJA金沢市甘藷(かんしょ)キュアリング貯蔵施設では「目合わせ会」が行われ、生産者が約4トンの形や色づきを確認して選別した。8日夕方にも店頭に並ぶ。

 金沢こだま西瓜は肉質が硬く、シャリシャリとした食感が特徴。今季は農家10軒が15.8ヘクタールで栽培しており、7月下旬までに平年並みとなる約700トンの出荷を見込む。

 同JAによると、今年は5月下旬以降に昼夜の寒暖差が大きかった影響で甘み十分に育った。金沢こだま西瓜部会の元林弘和(もとばやしひろかず)部会長(47)は「冷蔵庫で1時間ほど丸ごと冷やして味わってほしい」と話した。

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