勝山恐竜クロカンマラソン2023は市街地望む新コース 1581人エントリーし6月11日号砲

勝山城博物館(中央)や大師山清大寺(右奥)、市街地などを望む勝山恐竜クロカンマラソンの新コース=福井県勝山市平泉寺町平泉寺

 第19回勝山恐竜クロカンマラソン(福井県勝山市、市教委、実行委員会主催、福井新聞社共催)は6月11日、同市内で行われる。前回までとコースを大幅に変更し、市体育館ジオアリーナを発着点に実施する。県内外からエントリーした1581人が、勝山の豊かな自然や歴史が体感できる新しいコースを駆け抜ける。

 大会は長年同市の長尾山総合公園を中心に開いていたが、昨年8月の大雨で公園周辺の一部道路が崩落。復旧が間に合わないことから、スギの木立が並ぶ平泉寺白山神社の参道「菩提林」、勝山城博物館や市街地が一望できる市南部の高台などを巡る新コースを設定。2キロ、3キロ、5キロ、10キロ、20キロのクロカンマラソン33部門、4キロと4.5キロ、10キロのウオーキング3部門の計36部門で行われる。

 マラソンの2キロ、3キロ、5キロコースは従来に比べて平たんで走りやすいコースとなるが、10キロ、20キロコースはアップダウンが激しい設定で10キロは約140メートル、20キロでは約280メートルに及ぶ。順位を競わないウオーキングは、4キロが越前大仏で知られる大師山清大寺境内など、10キロは平泉寺白山神社境内などを巡る。4.5キロのジオパークトレッキングは「七里壁」などの文化遺産について学びながら市街地を歩く。

 当日は午前7時半から開会式を実施。ウオーキングの各部門が午前8時から、マラソンの各部門が同8時半から順次スタートする。ゲストランナーは例年通り、1968年メキシコ五輪マラソン銀メダリストで「かつやまマラソン大使」の君原健二さんで、2キロ小学生4~6年男女と一緒に走る。開会式前の午前7時から20分間、サイン会も行う。

 参加賞は記念のタオルのほか、勝山麺類組合加盟6店やスキージャム勝山などで使えるサービス券がもらえる。参加者用駐車場はジオアリーナと近隣の学校や企業、清大寺など6カ所に設ける。清大寺とえちぜん鉄道勝山駅からは、ジオアリーナへのシャトルバスを運行する。

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