静岡の地場産業である家具の見本市、「シズオカKAGUメッセ」が開幕した。新たなライフスタイルに合わせ、家具市場にも変化が生まれている。
静岡市のツインメッセ静岡で7日から始まった「シズオカKAGUメッセ」には、静岡県内の家具・インテリアメーカー33社が出展している。7日から5日間の日程で、金曜日までは「業者商談日」、土曜、日曜は「一般公開日」となっている。2023年の傾向として、コロナ禍で在宅時間が増えたことなどを反映し、小型のテーブルやインテリアの人気が高まっているという。中には、こんなアイディア家具も…。
(杉本汐音 記者)
「この箱を開けてみると、なんとプラモデルの作業スペースになっているんです」
(バルバー二 営業部 奥山健二 部長)
「趣味や自分の時間をどう過ごすかというライフスタイルの中で、仕事にプラスして自分の時間を過ごしやすいように商品を作った」
コロナ禍は落ち着きをみせ、外出する人が増えているものの、家にいる時間を充実させたいという人は多いという。商談に訪れたバイヤーは?
(バイヤー)
「お付き合いしているメーカーがあるから、表敬訪問と新製品の情報を聞きに来た」「一生懸命やっているメーカーばかり、しっかりした物で安心できるものだからいい」
(バイヤー)
「最新の家具の状況や静岡がどのような家具を作っているか情報収集に来た、しっかりしたモノづくりをされているなという印象」
また、コロナ禍のライフスタイルの変化により「良いモノ買う」傾向が強まり、高級家具への注目が集まっているという。
(県家具工業組合 塩川達也 理事長)
「多くの(家具の)産地があるが、引けを取らないぐらいの技術を持っている」「デザインや品質のいいものを静岡としては作り続けていきたい」