臓器提供リストの撹乱で4人を逮捕

中央臓器提供登録リストのウェブサイトで登録取り消し申請が急増し、李家超・行政長官はその半数はそもそも登録がなかったことから故意にシステム破壊を意図した者がいる疑いがあると指摘し警察に捜査を指示した。6月6日付香港各紙によると、警察のネット犯罪科は捜査を経て5日に「犯罪または不誠実な意図でコンピューターを使用した」容疑で4人の男を逮捕した。事件を担当した警官は同日、記者会見を行い、香港では約3000人が臓器移植を待っており、死後に臓器を提供する人の数は2020年に100万人当たり4.7人しかおらず、非常に危険な状況と指摘。事件にかかわった者の行為は他人に害を与え利己的かつ幼稚なもので、病人が臓器を獲得する機会に影響を与えると述べた。ネット犯罪科は他人の情報を盗用して臓器提供システムに侵入した4人の男(19~47歳)を逮捕。職業は電子技術職人、自営業者、内装設計助手となっている。

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