きのう6日(火)夜にフィリピンの東海上で発生した台風3号。きょう7日(水)午後時点では、時速15キロで北西へと進んでいます。
7日(水)午後4時の衛星画像を見ると、台風らしくまとまった雲となっているのを確認できます。
7日(水)午後6時に気象庁発表の進路予想です。このあとは発達して暴風域を伴いながら北西方向へ進む予想です。週末になると北東へ向きを変えて、週明け12日(月)には沖縄の東海上へ強い勢力で達すると予想されています。
アメリカ海軍の進路予想もほぼ同じような傾向となっています。では、その先、来週半ばにかけてどのような進路をとる可能性があるのでしょうか。
アメリカやヨーロッパの予報機関が計算したシミュレーションの結果を見てみると、北東方向に向きを変えたあと、来週前半に関東の沖合いを北東に進む可能性があります。日本列島からどれくらい離れて進むかにはブレ幅はあるものの傾向はそろっているようです。
気象庁のアンサンブル予報の天気図の一部です。来週火曜の時点で台風3号とみられる位置はバラつきがあります。
先週の台風2号のときと同じように日本付近に梅雨前線が停滞している場合は、台風の接近前から前線の活動が活発となり、まとまった雨が降る可能性もあります。
前線の位置を決める偏西風がどこを流れるかの予想にはまだブレ幅も大きく、まだまだ確定的なことは言えない状況ですが、気になるところです。
今後の梅雨前線や台風の動向には留意して、最新情報にご確認ください。