教員による不祥事が相次ぐ中、静岡県庁では6月7日、教員の育成協議会が開かれました。
<静岡県教育委員会 池上重弘教育長>
「(すべての子どもたちに)先行きのなかなか見通せない21世紀を生きる力を育む、力を持ってもらいたい」
静岡県教育委員会が開いた教員の育成協議会には、校長会の代表や大学教授などの識者が出席しました。教員の質の向上や育成のあり方などを議論する会合ですが、静岡県内の教育現場では不祥事が続いています。
4月下旬、静岡市清水区の小学校の低学年クラスで50代の女性教諭が授業中に離席を繰り返す児童に布製の粘着テープを使い、両足の太ももを椅子に固定していたことが発覚。さらに、5月末にはリサイクル店で女性の太ももを触った疑いで静岡市内の小学校教諭が逮捕されています。
県教委によりますと今年度に入り、免職が2人、停職が1人、減給が1人で、7日現在、2022年の同じ時期に比べて2件懲戒処分が増えています(静岡市、浜松市を除く)
相次ぐ不祥事を受け、池上重弘教育長は6月中にも会見を開き、改善に向けた取り組みなどを示すとしています。