【中国】STが重慶に半導体工場、32億ドル投入[IT]

スイスに本社を置く世界的な半導体メーカーのSTマイクロエレクトロニクスは7日、中国の化合物半導体大手の三安光電(湖北省荊州市)と重慶市に合弁会社を設立すると発表した。合弁会社は32億米ドル(約4,460億円)を投じ、同市に炭化ケイ素(SiC)半導体を生産する工場を設置する。

同工場は8インチウエハーでSiC半導体を生産する。2025年第4四半期(10~12月)に生産を開始し、28年にフル稼働する予定。STマイクロエレクトロニクスの中国顧客向けに製品を供給する。年産能力は不明。

車載製品や産業用製品に使うSiC半導体の需要が拡大していることに対応する。

三安光電は、同工場とは別にSiC半導体の基盤材料を生産する工場を設ける。基盤材料は今回の合弁工場に供給する。

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